
猫、ほしいな・・・
と思いたった時・・・

家が賃貸だからなぁ・・・

初心者には飼うのは難しいかな?

一人暮らしで、面倒見るのは無理だよなぁ…
なんて心配、ありますよね。
他にも、どれくらい費用が掛かるんだろう?とか、
何を準備すればいいのか?とか・・・
でも猫を飼おうと思ったときに、一番心配なことって、
「本当に、最期まで面倒見れるかな???」
ということではないでしょうか。
だから、なかなか踏ん切りがつかない。。。
その不安、当然だと思います。
ペットと言えど、生命ですから生半可な気持ちでは育てられません。
ここでは、
だけでなく、
というところまで踏み込んで、みなさんの不安や疑問を明らかにしていこうと思います。
生活スタイルによっては、飼うことが難しい・・・と判断することになるかもしれません。
これから、まさに今「猫を飼いたい!!」
と考えている方の参考になればうれしいです。
【ここでわかること】
猫をどこから迎えいれればいいの?
一人暮らしでも飼える?
猫を飼うのに何を準備したらいいの?
どれくらいの費用がかかるの?
実際に飼ってみて、本当に大変なことは?
飼ったら旅行できなくなる?
猫を飼うための必須条件
猫を飼うために守らなくてはいけないこと、それは
- 毎日決まった時間に食事や水を与える
- トイレを常に清潔にたもつ
- 怪我や病気のときに病院に連れていく
- 猫を飼える住居である
- 常に愛情を注ぐ
当たり前のことなんですが、やっぱり猫と暮らすのは、ハードルが高そう・・・?
私たちも生活している以上、完璧にこなすことは難しいかも?
実際飼っている私も、完璧にこなすことはできません。。。
- 1日中猫と一緒にいられる飼い主はなかなかいない
- 2日以上家を空けるとしても、対応手段はある
- 医療費が心配なら、保険に加入する
- 高いおもちゃに食いつくとは限らない!おもちゃや遊び物は手作りでOK!
- 賃貸でもキャットウォークは設置できる
- いつでもキレイな状態を保てる水やりがある
- 室内が狭くても、高さ方向に動ければ大丈夫
ここで、賃貸物件に関しては、当たり前ですが、ペット可(猫を飼ってもいい)が前提です。
近年のペットブームで、ワンちゃん猫ちゃんを飼うことができる賃貸物件が増えています。
しかも、猫専用の、キャットウォーク付きの物件があったりして、猫好きにはうれしい限り!
必ず、猫を飼ってもよい物件であること、そして壁や床に傷がついたときの修復条件なども確認してくださいね。
その他、賃貸物件にキャットウォークを設置するための裏技など、下の方で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
準備しておくものと初期費用
猫をどこから?
まずどこからどうやって猫を迎え入れたらいいか?
譲ってもらうなど、既に決まっている方もいると思います。また、飼いたい品種があるとか、人気の猫ちゃんが欲しいということであれば、ブリーダーやペットショップなどのペット販売店へ通うことになります。
もし、そうでなければ、
保護された猫を、里親として迎えるという手もあります。
猫の迎え方で、初期費用は大きく変わってきますが、次に猫の迎え方によるメリットや費用について紹介します。
ペット販売店で購入する
ブリーダーで購入
ショップで購入
ブリーダーやペットショップで購入する場合、価格は、猫の品種や年齢、
またショップにもよりますが、数万円から数十万円まで様々です。
購入する場合のメリットは、好みの子を選ぶことができるところや、ショップから飼育環境やフードなど育てるうえで必要なことを相談できることでしょう。
もし人気の猫や値段について知りたい方は、以下を参考にしてみてください。
保護猫を里親として譲り受ける
★保護猫を迎え入れられるところは、
NPO団体
猫カフェ
里親募集を行っているのは、各都道府県ごとの「動物管理センター」や「保護センター」となどです。
その他、NPO法人などの保護シェルター(施設)やペットショップや猫カフェでも募集していたり、譲渡会なども開かれます。
譲渡の際には、~3万円程度の手数料がかかるところもあります。
購入する場合と異なるのは、飼うための条件が厳しいことなんです。
理由は、再び施設に戻ることがないようにという配慮からです。
里親募集による譲渡までの流れ・条件は、以下記事を参考にしてください。
迎え入れる前に準備するもの
迎え入れる前までに準備するもの(一般的な商品)とその費用をご紹介します。
キャリーバッグ
猫フード
初めは、迎え入れる前に食べていたフードと同じものを準備します。
水飲み・フード用の食器
幅の狭い皿はダメ。ステンレスや陶器などあり。水飲みは複数配置するとよいです。
なるべく直置きよりは首を曲げすぎない高さがあるものがおすすめ。
トイレ(ケース本体)
ハーフカバー、フルカバーなど。目立たない場所ならハーフでOK。
おすすめはシステムトイレです。
トイレの砂
猫砂は必須。初めは迎え入れる前に使っていたものと同じもので。
ブラシ
短毛でも必須です。毛玉で吐くことを極力減らすために。
爪とぎ
壁やソファー絨毯を傷めないためにも、何カ所かに分けて。
キャットハウス(ベッド)
あたたかいドームタイプがおすすめ。柔らかいクッション付きで大きすぎないものを選びましょう。
猫じゃらしなどおもちゃ
定番の猫じゃらし。小さすぎるものは避けましょう。
ケージ
必ずしも必要ではないですが、お客さんが多い家庭や多頭飼いの場合など、あると便利です。なるべくなら2段以上がねこちゃんにはよいです。
初期費用の一例(概算)
※参考商品の価格(最安値を選択)
準備するもの | 金額 |
キャリーバック | 1,900円 |
フード(1か月分) 生後3か月の猫ちゃんの体重1,5kgとして 1日15g×4回 = 60g × 30 = 1,800g/月 程度 | 1,700円 |
水飲み・フード用の食器 | 1,000円 |
トイレ(ケース) | 1,100円 |
トイレの砂 | 400円 |
ブラシ | 700円 |
爪とぎ | 200円 |
キャットハウス | 1,600円 |
おもちゃ | 200円 |
ケージ | 6,500円 |
合計 | 15,300円 |
猫と暮らす上で必要なものと費用
迎え入れてから、定期的、継続的に必要となるものと、費用をご紹介します。
- フードやおやつ
- トイレの砂
- 健康診断、ワクチン
- 保険料(ペット保険に加入した場合)
定期的、継続的に必要となるもの(1年間当たりにかかる費用)
項目 | 単価 | 必要数 | 金額 | 備考 |
フード | 1,700円 | 12 | 20,400円 | 1袋(2.2kg)/月 |
おやつ | 700円 | 12 | 8,400円 | 20本/月 |
砂 | 400円 | 12 | 4,800円 | 1袋(7l)/月 |
健康診断 | 14,551円 | 1回/年※1 | ||
ワクチン | 3種混合 | 4,474円 | 1回/年※1 | |
保険料 | 3,000円 | 12 | 36,000円 | – |
シャンプー | 1,000円 | 1回/月入れるとして | ||
爪とぎ | 200円 | 4 | 800円 | 3か月に1個 |
合計 | 90,425円 |
※1 日本獣医師会による2015年データの中央値
継続的ではないが、必要な項目と費用
項目 | 金額 | 備考 |
去勢 | 12,652円 | ※1 |
避妊 | 20,986円 | ※1 |
病気やけがによる治療費 | 18,986円 | 3日分の通院費 |
ペットホテル | 1,500円 | 一泊二日 |
合計 | 54,124円 |
※1 日本獣医師会による2015年データの中央値
猫用品でおすすめのものを以下記事で紹介しています。
是非参考にしてください。
猫トイレに関する解説
猫のトイレは、食事や水と同様、生きていくための最重要なアイテムです。
猫のトイレには、その習性によって、必ず「砂」を必要とします。
一口に「猫砂」といっても様々なものがあり、猫の好みや手入れの仕方などから選択肢もいっぱいです。
猫が快適に過ごせて、また手入れもしやすいおすすめのトイレについて詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
自動給水器の解説
猫は水あまり飲まない動物です。
基本的には水を飲まなくても健康を維持できるような体質なのですが、飲まなすぎると重大な病気を引き起こしてしまいます。
そんな猫ちゃんに、ちょろちょろと猫ちゃんを刺激して、水飲みを促してくれるのが「自動給水器」です。
とっても便利な自動給餌器
仕事や学校で、なかなか決まった時間にご飯を上げられない飼い主さんは、ぜひお試しください!
ケージ・爪とぎなどの猫グッズ
実際に使ってみてよかった、爪とぎやグルーミング用品など、猫のためのグッズを紹介しています。
猫を飼うにあたって注意するべきこと
以下の症状のときには病院へ
注意するポイント
❶ ミネラルウォーター
❷ 食事はウェットが好きなのでウエットだけ与える?
❸ 牛乳
❹ 焼き魚や魚の缶詰
❺ 花
❻ アロマオイル
猫と暮らすことで何が起きるか?
想像とは違っていること、期待どおりにいかないこと、覚悟すること
❶ 一人暮らしでは猫が寂しがるか?
猫は単独で生活する生き物なので、犬よりは寂しがることはないようです。
また、一人暮らしでは静かに過ごせるところが、逆に猫にとってのメリットになります。
それでも2日、3日と家を空けるようでは、それはそれで問題があります。
猫がツンデレといわれる所以・・・普段はツンツンしていても突然甘えたい時がある。
そんな時にはかわいがることができる環境でありたいです。
❷ 全ての猫がいつでもなつくとは限らない
猫はそんなに甘くはありません。
絶対にこちらから無理やり抱っこする、なでるのは止めましょう。
トラウマになって二度と近づいてくれなくなります。
じっと我慢して、向こうから寄ってきたときに、ゆっくり優しくなでてあげましょう。
小さいころから少しずつ抱っこする癖をつければ、きっと人慣れしてくれます。
❸猫の運動能力を侮るなかれ!
侵入禁止のスタンドは飛び越え、上がってはいけないキッチンには、いとも簡単に上ってしまいます。
夜中や不在時、また一人暮らしの方なら、危険なものは猫の手が及ばない引出し、クローゼットにしまうなどの対応が必要です。
例えば、猫の入っていいスペースといけないスペースをスノコなどの柵で分けたり、不在時にはケージを組み合わせた大き目のケージの中に入れておくなど、みなさんいろいろと工夫をしているようです。
❹ トイレを失敗するときもある
しかし、ある日突然、おしっこをトイレではないところでしてしまったり、ウンチをこぼしてしまったりすることもあります。
決して叱らず、原因を探りましょう。
主な原因として、去勢前のオスの子の場合のマーキングがあります。マーキングの癖がつくと、去勢後でもやってしまう子がいるので、極力適正時期に去勢したほうがよいです。
その他、尿路疾患になると、トイレで痛い思いをするために、他でしてしまうことがあります。
トイレに時間がかかっていたら、すぐ病院へ。
トイレが清潔でない時にいつ他でしてしまう場合もありますので、トイレはマメにきれいにしましょう。
❺ ヘンな癖があったりする
そしておそらくほとんどの猫に見られるのが「トイレハイ」。
猫によって、おしっこの後だったりウンチの後だったりしますが、とにかく突然走り回ったり奇声を上げたり、あまりに急でびっくりします。
理由は諸説あるようで、野生の名残というのが有力なようです。
排泄時は無防備で危険なため、すっきりすることで安心する、あるいはすっきりしたらすぐその場から立ち去らなければならないとか・・・
この癖については、危険が及ばないようならば、温かい目で見守りましょう。
❻ 初めて毛玉を吐くと、結構ビックリする!
吐いたものが何であるかを確認して、数センチ程度の毛玉とはっきりわかる場合はそれ以降吐くことがなければ、心配ありません。
毛玉以外のものを吐いたり、繰り返したり、なかなか吐けないような場合には病院へ連絡しましょう。
吐いたものは必ず病院へ持っていきます。
❼夜と朝方の運動会
布団の上を走り回ったり、もぐってきたり、頭をつついたり、顔をかんだり・・・
次の日の仕事に影響することも多々あります。
体調不良をきたすようなら思い切って、ケージで寝てもらいましょう。
ケージに入っていても、朝明るくなる頃には「出せ出せ!」とうるさいこともあります。
そんなときはケージをカーテンで覆います。
❽ 心配する猫
そんな時に褒めてあげると、得意そうな顔をします。。。したような気がします。
さらに飼い主の体調が悪い時に、心配して様子を見に来る子もいるようです。
試しに泣くまねをしてみるといいでしょう。
猫は飼い主との絶妙な距離感を心得ています。
❾ スリスリ
突然足元にやってきて、体を押し付けてくる。
なでてあげるとニャーニャー言いながら頭をスリスリしてくる。
飼い主としてはたまらない、
一緒に暮らして本当によかったと感じる瞬間です。
❿ 猫は人間より早く成長する
人間より確実に早く、あっという間にその時がやってきます。
そして、その時の心の痛みは計り知れないほど大きいものです。
最後まで面倒を見ることはもちろんですが、その時のことをしっかりと、覚悟して受け止めなければなりません。
★猫のことをもっと知りたいかたはご参考!
猫と暮らすことで人生が変わる
猫と暮らし始めた最初のころ、可愛いらしい姿にメロメロになります。
一つ一つの動きが可愛いらしくて、1日に何度も写真を撮ったり、動画に撮ったり。
いつの間にか赤ちゃん言葉で話している自分に驚いたり・・・(><)
でも、1歳になる頃にはもう大人と同じ体重まで成長します。
猫のジャンプ力の可能性を追求したくなり、おもちゃの位置を調整したり。
ちゅーるをねだる猫に、ついつい甘やかしてあげてしまったり・・・
いたずらで壁やソファーがボロボロになっても、もうしょうがない。。。
猫を飼うことで、性格が穏やかになるという話をよく耳にします。
猫には心を穏やかにする秘密の力があるのではないかと思います。
猫のおかげで争いごとが収まったり、
仕事で疲れても、家に戻って猫の寝姿を見るとイライラも吹っ飛んでしまう。
ただ、癒されるばかりでもありません。
あるときは下痢が止まらずに、また別な時は血尿がでて病院へ。
そしていつか、
走り回ることが減り、トイレに時間がかかり
ついには動かなくなってしまう。
猫を飼うことは、そのときのことも考えなくてはなりません。
冷静に猫に最大の感謝して最期を見届けなくてはなりません。
そんなときどうしたらいいか?こちらで詳しく解説しています。
でもその時、それまでの自分の人生が、幸せに満ちていたことに気づくはずです。
大きく変わったと感じる人もいるでしょう。
それが・・・1万年も前から人間に可愛がられ続ける理由です。
おまけ
これは便利!おすすめ猫お役立ち情報
❶ ペットホテル
生活リズムが安定する半年以降の猫なら、ペットホテルや動物病院に預けるという手があります。
金額的には2,000円台~5,000円台程度、年々数も増えており、猫専用というところもあったりします。
なお、ワクチンを受けていないと断られるところもありますので事前にご注意を。
❷ペット保険
誤飲で手術が必要となったら、20万円を超えることも。
ペット保険は年々増加しており、2020年で15社を超えるそうです。
❸おもちゃ
ねこじゃらしも自動で動くそうで・・・
しかし、案外電動のものはすぐ飽きてしまう傾向がありそうです。
むしろ飼い主がねずみ付きの紐をひっぱる方がよく遊んだりして。
意外にも反応がいいのは、ちょっと厚めのシャカシャカした袋です。
中にボールやらねずみのおもちゃが入っていればなおよし。
もしかすると、人が動いてる姿に反応しているのでは?と思ってしまうほどです。
❹DIYでキャットウォーク
そんなときは2×4木材とラブリコ、ディアウォールです。
床と天井に突っ張ることで、壁に釘を打つことなくキャットウォークが作れます。
ホームセンターで購入でき、木材もホームセンターで切ってもらえば、案外簡単です。
是非以下記事をご参考ください。
❺システムトイレ
固まった砂を袋につめて、ウンチは別にとってトイレに流す。
たくさん猫がいたら毎回処理するのも大変です。
そこで最近の流行りは、システムトイレです。
シリカゲルの猫砂はウンチのニオイを吸い取っておしっこを下にスルーします。
もちろんウンチはトイレに流さなくてはいけないですが、
おしっこは底に敷いたシートに吸収して1週間は交換しなくてもニオイがしません。
まとめ
私がここでおすすめするのは、決して「安易に猫を飼うことを助長」することではありません。
できることなら、飼い主を失って保護されている猫ちゃん、ショップやブリーダーで出会いがなくて、途方に暮れている猫ちゃんが、これから飼いたいと考えている人や飼おうかどうしようか迷っている人に見つけてもらうこと。
それによって、一匹でも幸せになってくれればと、願うばかりです。
コメント