怒るに怒れない、猫ちゃんのいたずら。
わざとモノを落とす程度なら、笑っていられますが、そうも言っていられないようなケースもあります。
猫ちゃんたちが、こっそりとペロリしてたり、カジカジしていたり・・・
実はそれが猫ちゃんにとって、とても危険なものである場合もあるんです。
そもそも、猫にしてみればいたずら心でしているわけではないんですよね。
というわけで、今回は猫たちにとって注意するべき危険なものとその対策方法について解説します。
この程度なら許せる……
「机の上にあるモノを下に落とす。」
これはねこあるあるですね。
わざとやってんだろ?って疑ってしまいますがwww
我が家の♂のヨタロウも大好きなヤツです。
机の上においてあるものをつついたりしていると、一度偶然下に落ちるんですよね。
机の上に戻してあげると、また手でつついて、落とすw
落とすことが楽しいのか、飼い主の反応が楽しいのかw
そこからは、拾う、落とすの繰り返しwww
あとは、いたずらの部類といえるのか?w
「入っちゃいけないよ!」と言うところに限って入りたがる。
だいたいは「押し入れやクローゼット」でしょう。
これは♀のショコラが好きなヤツです。
あるとき押し入れの奥から、カタカタという音がします。
するとわずかに扉が開いてたりするんです。
うっかりさっき、閉め忘れちゃった><
開けるとショコラが飛び出してきます。
暗さ、狭さ、高さと三拍子そろったその場所が、よっぽど居心地がいいんですね。
その他にも、洗い立ての髪の毛をかむ。
決まって髪の毛を洗った直後の、髪の長い家内と娘に対してだけ。
髪の毛の短いおやじには、興味がないようです。
家の中は危険がいっぱい
電源コードによる感電
厄介なのが、ヨタロウの「コード類をかむ」いたずら、いえ、習性なのです。
まさかとは思ったのですが、あるとき電気の延長コードにかまれた後を見つけました。
以前、スマホのヘッドホンケーブルを食いちぎった現行犯で逮捕したことがあったので、電気コードもヨタロウだと確信しました。
幸いなことに感電するような事故には至りませんでしたので、それ以降は壁と床にはモールタイプの配線カバー、空気清浄機やパソコンなどありとあらゆる家電類の電源ケーブルにはスパイラルチューブを巻いて対策し、電源線をかむことはなくなりました。
ただ、ついうっかり携帯のイヤホンをおいてしまったりして、数本は音が聞こえず使い物にならなくなりました。
ペット保険や環境省で統計をだすほどの事故件数はないようですが、いくつかの動物病院では犬や猫の感電事故の症例を挙げているのが見つかります。
こたつやストーブなどの暖房器具のコードをかじることによる事故が多いそうです。
一度かじっていたコードに気付かずに、次にかじった時に感電するケースなどもあるそうです。
ともかく対策は、徹底的にかじらないように隠すしかありません。
これは躾でどうこうなるものではありませんね。
ケーブル対策は下の方で詳しく解説します。
参考:博多犬猫医療センター|ペットの電気コードによる感電事故に注意、アニコム|猫との暮らし大百科
危険な食べ物
ヨタロウは、焼き鳥のタレが大好きで、今までも数回、ペロリしたことがあります。
ついうっかり、食べ残しを置きっぱなしにしていたところをペロリとやられました。
他にも、2匹とも好きなのがバターで、これも匂いを嗅ぎつけるとすぐ近づいてきます。
基本、人間の食べ物は塩分や糖分など、すぐ命に危険が及ぶわけではないものの、猫には全く必要のないものが入っているので、極力注意するようにしています。
ただ、もしトーストにバターだけではなく、蜂蜜をかけていたりする場合、それを猫ちゃんが舐めてしまったら・・・
市販の蜂蜜の5%にボツリヌス菌が含まれているといわれており、ボツリヌス菌の繁殖を抑える腸内細菌が十分に存在していない、1歳未満の乳児にあたえると、乳児ボツリヌス症によって死亡するケースもあるそうです。
そのため、子猫や体調の悪い猫には与えるべきではないとされています。
普段、何気なく食べているものにも危険が潜んでいるものです。
家からの飛び出し事故の危険性
もう一つ、事故につながる危険性があるのが「脱走癖」です。
わが家では基本、リビングから外へ出ないように扉に脱走防止ゲートを取り付けています。
しかしヨタロウは、隙間があったり、ストッパーが緩んでいたりすると、力ずくで廊下に飛び出し、隣の部屋や玄関、洗面所を探検します。
これはいたずらというよりも、縄張りを広げたい猫の習性なのかもしれませんが・・・
ショコラが1歳になる前に一度、ベランダに出てしまったことがあります。
当時、マンションの10階に住んでおり、うっかりベランダの窓を開けていたところから外に出てしまったのでした。
私が気づいてベランダにでると、ショコラは驚いてベランダの手すりに登ってしまいました。
これ以上驚かせないように、目線を外しながら優しくそっと近づき、間一髪、かろうじて捕まえることができました。
しかし、あの時もし手すりから落ちてしまったら!と考えると、背筋が凍り付きます。
たとえ1階からの脱走であったとしても、道路に飛び出して車に轢かれてしまったケースが稀にあるそうです。
今では決して網戸から外にでることはありませんが、必ず開けっ放しにはならないよう注意しています。
電源コード対策
電源コードをかじって感電するのを防ぐための対策は、コードを隠すしかありません。
実は、電源コードなどの配線類を保護するためのグッズはホームセンターや電器屋さんで見つけることができます。
「配線モール」と「スパイラルチューブ」を使えば、すっきりと安全に配線類を隠すことができます。
わが家の対策を参考に、配線モールの使い方を解説します。
少し見づらいかもしれませんが(^^;、下記写真を参照ください。
わが家の対策方法は、壁伝いに配線している、テレビやオーディオ類の電源コードに「フラットモール」を使っています。
配線モールの中でも、「フラットモール」は100均でも売られていて、よく知られているタイプでしょう。
フラットモールは太さが何種類かあって、一般的なサイズは17mmです。通常の電化製品の電源コード1本分が入ります。
※電化製品の消費電力によって電源コードの太さが異なるので、事前に適合サイズを確認してください。
もう一つのモールは、パソコンやテレビなど、モデムを繋ぐLANケーブルを保護する「ソフトモール」です。
わが家ではまだまだ有線LAN接続が必要で、どうしても床の上を這わせなくてはいけません。
そこで活躍するのがこの「ソフトモール」なんです。
この硬いタイプは、事務所やショッピングセンターなどでも、床を這わせているのを目にすることがあると思います。
こちらは、素材がゴム状で柔らかく、足で踏んでもケガをしません。
もちろん足を引っかけることがありません。
そして、電化製品類の電源コードはすべて「スパイラルチューブ」で覆っています。
スパイラルチューブはポリエチレン製で電源ケーブルよりも固めで、ヨタロウはチューブで保護してからは、かじるどころか、舐めることもなくなりました。
万が一、それでもかじってしまう猫ちゃんには、さらに外側にチューブを二重に巻いて補強するか、電化製品を
なるべく壁に近づけて配置して、電源コードに触れないよう工夫が必要かもしれません。
以上が我が家で行っている配線コードの対策です。
まとめ
わが家の2匹の共通点は、結果的に脱走するのは一緒ですが、それ以外ほぼ同じことがないんです。
ショコラは決してケーブルをかむことはないし、ヨタロウは髪の毛をかむことはありません。
ヨタロウは壁や布製の箱を舐める癖がありますが、ショコラはブラシを好んで舐めます。
脱走癖も、ヨタロウはいつも隙を狙っていますが、ショコラはヨタロウのあとから慎重に少しずつついていく感じです。
押し入れも、ヨタロウは入ってみることはあるのですが、さほど興味があるわけでもなく、すぐ出てきてしまいます。
猫にもそれぞれの「好みの習性?」というべきか、個性なのでしょうか。
まとめると、家の中に何気なくあるものの中にも、実は危険が潜んでいるということで、
・電源コードは配線モールやスパイラルチューブで隠す
その他にも、生花などの植物や、植物由来の洗剤や香水、アロマオイルなども危険のリスクがあります。
アロマオイルの危険性については以下で詳しく説明しています。
ともかく、2匹が怪我なく健康でいられるよう、飼い主としてしっかり注意していきたいと思います。
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