
栄養があって猫の体にいいフード、猫が長生きできるフードは?

ペットフードの香料や着色料が心配・・・

うちの猫、実は穀物アレルギーかも?

最近、すぐおなかをこわしちゃうニャ・・・
あなたは、大切な猫ちゃんの餌・食事を、どうやって選んでいますか?
比較的、価格の高い、「プレミアムフードとか、ラグジュアリーフードを選べば安心!!」・・・?
そう、たしかに巷では「プレミアムキャットフード」「ラグジュアリーキャットフード」と呼ばれる、猫ちゃんのことを考えた、健康志向のフードがぞくぞく登場しています。
実は、キャットフードには「プレミアム」とか「ラグジュアリー」という規制や基準はなく、そのため
つまり、フードに入っている成分は、『飼い主さんが見極めて選ぶ』必要があります。

え?「プレミアム」って書いてあればいいんじゃニャイの?!
では、どう見極めるか?
・猫ちゃんにとって安全・安心なフードを選ぶ7つのポイント
・真剣に猫ちゃんのことを考える、おすすめのキャットフードから4商品を厳選
・それぞれの原材料、生産国、添加物、価格について徹底的に比較!
ぜひ、猫ちゃんに合ったフード選びの参考にしてください!
すぐ、「おすすめのプレミアムキャットフード」の比較を見たい方は↓へ
参考記事:【猫に多い病気】尿路結石の症状とその原因、対策、予防
参考記事:【猫の尿路疾患向け】療法食8種を徹底比較!
猫にとってのよい食事とは?
猫に必要なたんぱく質
猫にとってよい食事とは、
人間と同じで、余計なものは含まずに、刺激が強くなく、バランスのとれた栄養が含まれているものです。
「肉食の猫」にとってよいバランスとは、「たんぱく質が多く含まれていること」。
ちなみに、犬の母乳のたんぱく質が33%に対し、猫の母乳には、やや多く36%です。
猫に穀物は必要?「グレインフリー」とは?
ペットフードに含まれる「穀物の要否問題」、つまりは「グレインフリーかどうか?」が注目されています。
グレインフリーが注目される背景には、
という、生態上の提起にありました。
しかし最近の猫の生態やフードの研究によって、穀物の消化に関しては、「適切に調理された穀物については十分に消化することができる」ことがわかっています。
そのため、グレインフリーのメリットは、消化器系が繊細な猫ちゃんや穀物アレルギーがある猫の場合です。
猫にとって、適切に調理された穀物の含まれるフードでは、穀物も栄養源となりますが、一方でグレインフリーのフードでは、消化に良く上質な食物繊維である、サツマイモやジャガイモ、ほかにもりんご、海藻などから栄養をとるように工夫しています。
参考:ROYAL CANIN:ペットフードに穀物(グレイン)は必要? 疑問解決編
おすすめ!安心のプレミアムキャットフード4選
安心プレミアムキャットフードの比較一覧
ここでまず、猫のことを真剣に考えている、プレミアムキャットフード4種類の特徴や金額を比較した表を、また今回厳選したフードひとつひとつの詳細を紹介します。
さらにそのあと、下の方ではフードを選ぶ上で確認するべき項目についても詳しく解説します。
| aaaaaa 商品名 | モグニャンキャットフード | ジャガーキャットフード | カナガンキャットフード | ねこひかり |
| | | | ![]() | |
| 原材料 | 白身魚、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、など | 骨抜きチキン生肉・鴨生肉、生サーモンなど | 乾燥チキン、チキン生肉または生サーモン、乾燥ニシンなど | 鶏肉、まぐろ節、大麦、玄米など |
| 成分 | 粗タンパク質 27%以上 脂質 11%以上 粗繊維 5.25%以下 | タンパク質 37%以上 脂質 14.88%以上 粗繊維 5.25%以下 | タンパク質 34.0%以上 脂質 14.8%以上 粗繊維 3.25%以下 | タンパク質 31.8%以上 脂質 12.3%以上 粗繊維:2.0%以下 |
| グレイン | フリー | フリー | フリー | ※1 |
| ヒューマングレード | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 原産国 | イギリス | イギリス | イギリス | 日本 |
| 添加物 | 香料着色料不使用 | 香料着色料不使用 | 香料着色料不使用 | 完全無添加 |
| カロリー(100gあたり) | 379kcal | 387.5kcal | 405kcal(チキン) 398kcal(サーモン) | 363kcal |
| 品質管理 | 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)基準 | 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)基準 | 欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)基準 | 人間の食品工場で製造 |
| 内容量 | 1.5kg | 1.5kg | 1.5kg | 500g |
| 通常価格(税込) | 5,038円 | 5,038円 | 5,038円 | 2,728円 |
| 定期1個(税込) 通常価格の10%off | 4,534円 | 4,534円 | 4,534円 | 2,178円 |
| 送料(税込) | 880円 | 880円 | 880円 | 600円 |
※1:グルテンフリー。こひかりに含まれる穀物はすべてパウダー状に加工し、腸に負担をかけない製法で作っています。
※2:原材料の一部はヒューマングレードに該当しない。
※3:価格は2025年1月の金額(税込)。
モグニャンキャットフード
↓モグニャン公式サイトはこちら↓
ジャガーキャットフード
↓ジャガー公式サイトはこちら↓
カナガンキャットフード
↓カナガン公式ページはこちら↓
関連記事:【実際に試してみた!動画付き】カナガンキャットフードって結局どう?
関連記事:【特許取得!?】カナガンデンタルキャットフードってどう?
ねこひかり
↓ねこひかり公式ページはこちら↓
フードを選ぶ上で 確認するべきポイントは?
猫に良いフードを選ぶために、次のポイントを確認します。
メイン原材料が魚や肉などの動物性たんぱく質であること
ペットフードの原材料については、「ペットフード安全法」によって、添加物を含む全ての原材料を表示するように義務付けられています。
ペットフード安全法は「愛がん動物用飼料(ペットフード)の安全性の確保に関する法律」として、平成21年6月1日から、農林水産省と環境省の共管で施行されました。
改めてですが、猫は肉食なので、魚、鶏肉、牛肉、豚肉が主原料であることが望ましく、上記法律の下、キャットフードに記載された原材料名、成分で確認できます。
この原材料に「ミートミール」、「チキンミール」などという記載があるフードがあり、このミールとは、鳥や動物の骨と周りの肉から脂肪を取り除いて、高温で処理して粉末状態にしたものをいいます。
効率的にたんぱく質やミネラルを摂取できること、またコストを抑えるなどのメリットから使われています。
かつて、このミールには、死んだ動物や病気や障害のある動物が使われていると問題になり、ネット上でもさまざま取り上げられていますが、アメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会)のガイドラインではどの動物のどの部位を使っているかなど定義づけられ、また日本でも、ペットフード安全法の規制により、国内製品はもちろんのこと輸入製品についても安全性の指導が徹底されています。
ただ、現在日本では、牛の肉骨粉には「牛海綿状脳症(BSE)」の感染がない牛に限りペットフードに利用できるようになっていて、今回ここで紹介するフードには、「ミール」は一切含まれません。
愛猫のためにも、フードにどんなものが含まれているかは確認しておきたいです。
穀物アレルギーがあればグレインフリーであること
「グレインフリー」についてもう少し詳しく説明します。
「グレインフリー」とは、「グレイン」=イネ科の植物(穀物) が使われていないフードのことです。
人も、魚介類や果物、穀物など、食べ物でアレルギー症状が出てしまうことがありますよね。
猫ちゃんも同じで、これらの穀物に対してアレルギーのある猫にとっては、グレインフリーの食事が適しているということです。
食物アレルギーでよくみられる症状は、
・肢先を良く舐める
・耳を振ったり、引っかいたりする
・眼が腫れぼったくなる
・涙目になる
・口の周りやおしりの周りを壁や床に押し付ける。
・若い時から皮膚のトラブルを繰り返している。
これらがの症状が見られるようなら、グレインフリーに切り替えてみるとよいかもしれません。
グレインフリーと似た言葉に「グルテンフリー」があり、「グルテン」とは小麦粉に含まれるたんぱく質のことです。
「グレイン」が米、麦、トウモロコシ、穀物全般を指すのに対し、「グルテン」はその中でも小麦や大麦など「麦類のたんぱく質」のことを指します。
人にも、パンやうどんなどで蕁麻疹がでたり、呼吸困難になってしまう小麦アレルギー。
言い換えればグルテンアレルギーになるわけです。
スーパーでは「グルテンフリー(小麦粉不使用)」という食品を見かけますね。
もし、猫ちゃんが、穀物の中でも小麦粉にアレルギーがあることがわかっていれば、「グレインフリー」でなくても「グルテンフリー」のフードを選べばよいというわけです。
引用:一般社団法人ペットフード協会|ペットとフードアレルギー
ヒューマングレードであるべき?
「ヒューマングレード」についてよくある誤解は、人間と同じものを犬や猫に食べさせると認識されることです。
もちろんそうではなくて、人間が食べる品質の(人間が食べても害を与える恐れのない)原材料を使用したフードのことを指します。
ただ果たして、「ヒューマングレードである必要があるのか?」という疑問もわいてしまいますよね?猫ちゃんに、そこまで必要なの?と。
「ヒューマングレード」だからといって、猫の健康向上に直接結び付くわけではなく、また「ヒューマングレード」の規制や基準があるわけではありません。
ヒューマングレードはひとつの目安であって、
「どんな原材料で作られているかを、はっきりと明記していること。」
だと考えます。
入っている肉がチキンなのか魚なのか、原材料として明記されているか?
原産国はどこ?
そのフードが、安全な国で作られているかどうか?
なども重要なポイントです。
原因はフードの中にプラスチックの原料となるメラミンが含まれていて、これにより結石が生じ腎不全に陥ったというものでした。
現在日本では、ペットフード安全法の規制により、安全性が確保されているとはいえ、飼い主としては原産国は絶対に確認しておきたい重要な項目です。
キャットフードの安全性については、ペット先進国のアメリカ、イギリス、カナダでは古くから品質や安全性の意識が高く、ペットフードに対する厳しい法律を定めています。
一方日本は、人間の食べ物と比べると、ペットフードの原材料や添加物に関する規制がまだまだ緩いのが現状なのです。
着色料などの添加物が含まれないこと!
添加物には着色料や香料のほか、酸化防止剤も含まれます。
着色料については、成分の安全性以前に、そもそもペットフードを着色する必要があるか?という疑問が沸いてしまいます。
当然犬や猫には意味のないものであり、入っている理由は人間に色味をよく見せるため、だけです。
着色料についても危険成分が含まないような規制はあるものの、実は外国で禁止されているのに、日本では認められているものもあるのです。
例えば「赤色102号」。
日本では、和菓子、あめ類、清涼飲料水や福神漬けに使用される着色料です。
石油を原料とするタール色素の一つです。
しかしこれらはアメリカ、カナダ、韓国では発がん性やアレルギーを引き起こす可能性があるとして禁止されています。
日本では安全性が確認できているのですが、この石油原料のタールとは「コールタール」のことで、主に工業用に使われる黒いネバネバの化学物質のことです。
果たしてこのタールから作られる着色料で、わざわざ色を付ける必要があるのかどうか?
香料も食材本来の香りがあれば、必要のないものですが、食いつきをよくするために使用しているケースがあります。
また一部の酸化防止剤には、海外で発がん性物質として認定されているものの、日本では安全性が確認されていることで、一般的に使われているものもあります。
酸化防止剤も、猫ちゃんが期限内に食べられれば、必要ないはずです。
しかし、完全に密閉状態で保存することができない以上、どうしても酸化してしまうので、やむなく使用するのです。
そのため、ここで紹介するフードは、安全性の高い、天然由来の酸化防止剤を使用しているもののみをを厳選しました。
カロリーはどれくらい?
すでに猫を飼われている方には、当たり前の話になりますが、キャットフードのカロリーは低ければいいとか高ければ悪いということではなく、猫ちゃんの健康的な体重、大きさに合わせること(どれくらい与えればいいか?)を考慮します。
カロリー量は「フード100g当たり何kcal」で示され、フードに書かれている、年齢・体重によって決まる1日の給与量を与えます。
フードにもよりますが、体重が増えてダイエットの必要がある猫ちゃんに対しては、カロリー数値の小さいフードを選んだ方が、腹持ちがよくなります。
環境省が「ペットフードガイドライン」で、猫の体の大きさごとに、一日あたり与えるべき食事量の目安を算出する計算方法を示しています。
フードに記載されているカロリー量から、計算でおおよその給与量を計算することもできます。
もし手作りのフードを与える場合でも材料のカロリー量がわかれば、どのくらい与えればいいか目安になりますね。
こちらの記事で計算方法について詳しく解説しています。
信頼できる工場で 生産品質管理が行われている?
ペット先進国のアメリカや欧州では、ペットフードの品質管理にも徹底して厳しい基準を設けています。
生産工場での製造ラインから製品の出荷までモニタリングされ品質がチェックされます。
アメリカでは「全米飼料検査官協会(AAFCO)」が、ペットフードの栄養基準(ライフステージ別の総合栄養食の基準)、ラベル表示のルールなど、安全性に関するガイドラインを設定しています。
日本のペットフード公正取引協議会もAAFCOの栄養基準を採用しています。
また、ヨーロッパでは18か国が加盟している「欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)」がペットフード製造に関するガイドラインを定め、ペットフードの品質を管理しています。
これらの管理下に置かれた工場で製造されたフードならば、安心して与えられます。
まとめ
猫にとって本当によい食事って何だろう???
グレインフリーや添加物について、いろいろ議論されている中で、猫ちゃんを愛するみなさんの考えは同じで、
「猫ちゃんに、健康で長生きできるものを与えたい。」ということ。
小さな子供さんのいる家庭では、
「このお菓子は与えていいものか?」
「ソルビトールは子供に与えていいものか?」
「アスパルテームは本当に大丈夫なんだろうか?」
と真剣に考えるでしょう。
飼い主である以上、わんちゃん猫ちゃんにも同じように思い、少しでも健康に役立つ、栄養のあるごはんを与えたいと考えるはずです。
ただ、これが行き過ぎと考えるかどうか?
または、考えすぎたことが、ペットにとって逆に悪いことになっているのか?
私自身は、「猫に与えるものは、少しでもリスクの小さいものであるべき」と考えます。
2006年に『安全なペットフードの製造に関する実施基準』が制定されて19年たちます。
ペットフードの研究が進んで、本当に安心して与えられるようになる日もそう遠くはないと感じています。












コメント